晴れたら出発

さあ、また気を張って襟裳を目指す。

ひたすら海に沿った道。
進んで行くにつれ、山が低くなっていく。
辺りは草原に変わった。
道がうねうねしてくる。

百人浜キャンプ場の看板。
このあたりなのか。キャンプ場は見えなかったが、
ここも、計画では止まる予定だったところ。
通り過ぎる。

岬の先端が見えてきた。
襟裳は近い。
ぐーと上り坂になった。
襟裳岬に到着。

舗装された広い駐車場。
土産物店。やや坂になっているが、
バイクがたくさん止まっている。
着いた。

ここも広いぞ。岬の先まで行くにはここからだいぶ歩かないと行けない様だ。
正面にある風の館の右側の上り坂を進むと下りの階段が見えてきた。
更にてくてくと降りていく。


低い草の生えた地面に付いた道。崖のすぐそばの尾根沿いを歩く。
岩が海の中に消えて行っている。


風が強いことで有名な襟裳岬だが、
今日は穏やかだ。

はあ、やっと着いた。
店に入ってみる。
かにとかいくらとか売ってる。
食堂もあるけど、一回りしてパンフだけもらって出る。

さてどうするか。まだ時間はあるが、もう少し進むか。
もうそろそろ、帰りのことを考えなくてはならない。
明日は神威岬へ再び行って小樽からフェリーに乗るか！
そうなると、もうすこし札幌方面に近づいておかなくては。

再びバイクに乗って走る。

こっち側は意外と街が多い。
道の駅三石に到着。
大きな道の駅だ
立派な温泉がある。
建物の右奥にはめちゃくちゃきれいなキャンプ場が広がっている。
バンガローが建って、しかし、ここはバイク用ではない。
道の駅に受付があるが、一人３０００円だったか。
ファミリーキャンプ専用の様だ。
入り口にはゲートがもうけられ、何でもそろってる感じ。

一応、受付に行って話をしてみる。
その値段から、じゃあ、いいですというと、もう少し行ったところに
静内温泉があり、そこのキャンプ場が安く使えますよと教えてくれた。
礼を言って、ここを立ち去る。

２０ｋｍほど行くと町はずれに静内温泉の看板があった。
周りに人家は見あたらない。
山に入っていく。

川に沿って一車線から１．５車線の道を入っていくと、建物がある。
温泉と書いてある。
車が十台ほど止まっている。
ここか。ちょっと古い感じの建物。
キャンプ場は見あたらない。

中に入って受付の女性に聞いてみる。
「この辺にキャンプ場があると聞いてきたのですが」
「この奥にあります」
ということで、再びバイクに乗って温泉の右の道を更に山の方へ。
使われなくなった建物がある。
ちょっと不気味。これが、日が暮れると更に不気味になるのだが。

キャンプ場発見。
キャビンが立っている。広い駐車場。
トイレの横にバイク専用駐車場として、
砂利の上に板を敷いた場所があった。そこに止める。
ちょい斜め。ここの砂利は荒く、荷物を満載している
私のバイクにはちょっと走りづらい。

受付でお金を払って荷物を解く。
０円マップでは無料となっていたが、今年から有料になったそうだ。
３００円だったか。
木で囲いをした四角い砂をならしたテントベースがいくつかあるが、
こちらは５００円。つまり、芝生の上は安いと言うことだ。
そんな変わらないけど、なんとなく芝生の上を選んでしまった。

ケビンの向こう側のやや斜面になっているところに
テントを設営。
もうなれたものだ。すぐに完了。


ここは森の中を開いている感じで、日当たりがあまり良くない。
明るくはあるけど、地面は少ししめった感じになっている。

さて、温泉に行って、食事だ。
いつものごとく温泉の食堂で夕食・・・と思っていたら
食堂がない！
この建物の中にはいると、広い。ロビーも、休憩所もすごく広い。
食堂の施設もある。今は使われていない・・・ということか。
おそらく、昔は大勢の人でにぎやかだったんだろうという面影がある。
今は寂れてしまった温泉地。
団体さんで賑わっていた往時を彷彿とさせる。

温泉に入り、
幸いにも売店にカップラーメンとか食べるものが置いてあったので、
今回はそれですました。
休憩所となっている大広間でTVを見ながらラーメンを食べる。
ゆっくりする。もう、何もすることはないから。
明日は体調が戻るだろうか。
神威岬の先端まで歩くことが出来ないかも・・・。